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news  お知らせ

新型コロナウイルス感染が深刻さを増す中で、難しい判断と対策に日々頭を悩ませてきました。

最近では、施設の除菌の徹底や電話のみの接客、ご滞在中の外出自粛のお願いなど、対策を取らせていただいておりましたが、
今後全ての施設「山村テラス」「月夜の蚕小屋」「ヨクサルの小屋」において、以下の対策を取らせていただくことにいたしました。

・4月17日までのご宿泊受け入れ停止。
・4月17日までの新規ご予約受付の停止。

私たちの宿泊施設は、どれも一棟貸しの小さな施設ですので、施設内でお過ごしいただければ比較的ウイルス感染の機会は少ないように思います。
しかしご宿泊いただくことで、他地域からの新たな移動の機会と接点が生まれてしまうことは確かです。

最近は春の陽気がとても心地良く、この空気感をぜひ味わっていただきたかったのですが、
まずは自分たちが住む地域やそこに暮らす人たちの安全を最優先に考え、行動していく必要があると考えました。

既にご予約いただいている皆様には、これから電話またはメールにてご案内させていただきます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、新型コロナウイルスによるキャンセルにつきましては、キャンセル料は一切発生いたしませんので、ご安心ください。

4月18日以降につきましては、これからの2週間の情勢を見て判断いたしますが、数ヶ月間は今まで通りの営業は難しいのではと考えております。
新たな移動の機会と接点を極力減らすという観点から、例えばご宿泊要件として、
・3泊以上ご宿泊できる方
・ご自宅から直接自家用車でお越しになれる方
・普段から同居されている方々同士のご宿泊
・ご滞在中は基本的に室内でお過ごしいただき、自炊またはテイクアウトを楽しめる方
・感染の少ない地域にお住まいの方や近隣にお住まいの方
・お客様のチェックアウトから次のお客様のチェックインまでの期間を数日間設ける
など、オペレーションを改善することで解決できることもあるかもしれません。

いずれにしても、また後日ご案内させていただきます。

しばらくの間、グルグルと回転する経済からは一旦降り、家族や大切な人に思いを馳せ、足下の大自然に目を向けて過ごしたいと思います。
自宅周辺の整備など、自分たちの暮らしを整える時間にも充てたいと思います。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

山村テラス
岩下 大悟

台風19号の上陸から、一週間が経ちました。
私たちが住む佐久穂町大日向地区も、抜井川沿いの集落を中心に大きな被害を受けてしまいました。

川の増水と山からの土石流や土砂崩れによって、民家や田畑の浸水、道路の崩落、橋の損壊、停電、断水などが起こり、穏やかな集落の風景は一変してしまいました。
しかし、この一週間の懸命な復旧作業により、少しずつではありますが日常を取り戻し始めております。
役場の職員の皆様、消防団の皆様、ボランティアで来てくださった皆様、工事業者の皆様、地域住民の皆様、寄付などをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

幸いにも、私たち家族や共に働いている仲間たちは元気です。
山村テラスの各宿泊施設も被害はありませんでした。
ご心配くださった皆様、誠にありがとうございます。

しかし、慣れ親しんだ家が大きな被害を受け、しばらく日常に戻れない方々もいます。
復旧にはまだまだ時間がかかりそうです。
引き続き、どうか温かいご支援をいただけましたら幸いです。

これから山村テラスとして何をすべきか、復旧作業をしながら悶々と考えました。
今、強く思うことは、地域の観光事業者としての役割を果たすということです。
正直なところ今まで私たちは、自分たちが観光に関わる仕事をしているだなんてほとんど考えたことがありませんでした。
観光とは、地域の入り口であり地域の受け皿です。地域のことを外に伝える架け橋でもあります。
佐久穂町も佐久地域も長野県も、今後少なからず活気を失ってしまうかもしれません。
その活気を取り戻し、以前にも増して魅力ある地域にすることが、今、観光事業者に求められていることだと思います。

まずはお客様の安全を確保しつつ、ちゃんと地域に足を運んでいただくこと。
今日から鼻息を荒くして、また頑張っていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

先日発売の「八ヶ岳デイズ vol.17」に、山村テラスを掲載していただきました。

木の家がテーマの一冊です。
八ヶ岳周辺には、自分のスタイルに合った表現や生き方をしている人が本当に多いなぁと感じます。
最近は冬支度で慌ただしい日々ですので、北杜市の個性溢れるカフェやパン屋をゆっくりと巡りたいものです。